//文章を読む力、書く力

文章を読む力、書く力

3年生は推薦入試を受ける時期になってきました。

毎年、生徒の志望理由書や面接の準備をする中で、最近とても気になっていることがあります。

志望理由書や面接で話すことをまとめるために「面接基本ストーリー」というものを作ります。

自分が将来目指すものが何で、なぜそう考えるようになったか、どんな自分になりたいのか

どうしてこの大学がいいのかといったことをまとめるんです。

これらは全て生徒本人の中に答えはあります。

それを掘り下げていき、「文章化する」わけですが、この「文章化する」という作業がうまく出来ないんですね。

出てくる言葉がブツブツ切れていて、表面的な言葉の羅列になってしまい、

とても面接官や大学に訴えるものが感じられない。

これでは残念ながら、本当の気持ちが伝わりません。

そこで、その原因は何かとか、具体的に何を感じたとか、根掘り葉掘り聞き出すというか、

追求していくとキラッと光る本心のようなものが見えてくる。

そうしたら、そこからさらに掘り進んでいき、出てきたものを拾い集めて磨いていく。

それを組み立てていくと、何とかストーリーを作ることができます。

これって、結構手間がかかる作業です。(^O^)

中には、自分でちゃんとした文章にしてくる生徒もいますが、年々少なくなっています。

どうして、自分のことがうまく表現できないのかと考えると、日頃から目上の人に対する正しい言葉使いができていなかったり、文章を読んだり書いたりすることに慣れていないんだと思います。

近年、メールやLINE、twitterなどのSNSの普及で、簡略化した言葉を多く使うようになったり、文学や小説を読んだりしていないことが影響しているのではないかと感じました。

これは、将来仕事に就いた時にとても困ります。企業の人が一番頭を抱えていることです。

大学を出ていても、出てくるレポートは中学生レベルかそれ以下みたいなことがよくあるそうです。

言葉は文化ですから、もちろん長い年月をかけて変化していきます。

若者が使う言葉が、いつの間にか一般的な言葉として認知されることも多いです。

例えば、「全然・・・だ」といういい方は、全然のあとに否定的な内容がくると思っていましたが、

最近は肯定的な内容で言われることが多いです。

実は明治時代には、肯定的な内容に使っていたということを知り、言葉の流行の変化に驚いたりしました。

ですから、何が正しいかは、その時代で変わるのかもしれませんが、

少なくとも相手に対して失礼な言葉の使い方はしない方がいいですね。

自分が伝えたいことがあるのなら、それを理解してもらえる言葉や文章にする力は、

結局は自分のためになるということを、ぜひ理解して表現できるようにしていってくださいね。