ネットニュースで見つけたちょっとびっくりなサービスが・・・
参考書が、月額980円で使い放題になるサービスが9/17日から始まったそうです。
日本初!大学受験生向け電子参考書のサブスクサービス「ポルト」を提供開始。主要な教育系出版社12社が参画、参考書30冊が月額980円で使い放題。
ちょっと、いやだいぶびっくり。
定額で使い放題(サブスクリプション)のサービスって、最近すごく増えてますよね。
動画、音楽、電子書籍なんかが代表的です。
洋服や住居、家具といった生活には欠かせないものまで、定額使い放題のサービスがあるそうで・・・^^;
考えてみれば、電子書籍化されている参考書も多いので、こういうサービスがあっても不思議ではないのかもしれません・・・
そういう時代やでって言われてしまえばそれまでです。
とはいえですよ・・・
勉強といえば、教科書や参考書とノートを使って、読み書きしながら・・・ってのがしみついている身からすると、ちょっと不思議な感じが拭えません・・・
頭カッチカチやぞって感じですね・・・
とりあえず記事を読んでまとめてみました。
「ポルト」というアプリを使って、サービスのリリース時点で12の出版社の30冊の参考書が使い放題。
また、アプリでの学習に最適化され、参考書ごとに進捗率や正答率が分かる学習データの把握も可能で、ユーザーの反復学習を容易にしますとのこと。
2020年度夏頃には、提供冊数を100冊にするそうです。
なるほど、おもしろそう。
これからますます、デジタルな教育環境が創られていくのでしょう。
でも同時に、この「ポルト」のサービスについて、こんな記事もありました。
「大学受験の参考書が月額980円で使い放題」サービスに若新氏「勉強系でサブスクは意味がない」
この記事で、拭えなかった不思議な感じの原因がわかりました。
興味のある方は記事を熟読してみてください。
手軽にいろんな参考書を使うことができるというのは、一見するととても大きなメリットです。
自分にあった参考書を探すためにネット検索したり、本屋さんでいろいろ比較してみたりする時間を、スマホを使うことで短縮できるわけです。
さらに、自分には合わないと思った瞬間、別の参考書を探してやってみることができます。
しかし、長年受験生と接してきた身からすると、いろんな参考書に手を出してしまう、「参考書つまみ食い症候群」に陥りやすいというデメリットの方に目が行くのです。
受験勉強の本質は、いかに基礎の部分を完璧に近づけることができるか。
基礎学力がしっかりしていれば、ある程度の点数を取ることができます。
そこからどれくらい上積みできるか、ということを考えるようになってくると、自分でやるべき課題や必要なものが見えてきます。
裏を返せば、基礎学力が中途半端なまま、あれこれあれこれ手を出してしまうことは最悪ということですね。
基礎を固めてから次の段階に進まないと、結局、成績が上がらないってことになりがちです。
決して、この素晴らしいサービス・アプリをディスりたいわけではありません。
成績が上がるか上がらないかは、参考書の良し悪しではなく、あなたの努力でしかないわけです。
せっかく努力するなら、ムダにならない努力をしたいものですね。
そのためには、まず基礎学力を固めることです。
こういった便利なサービスを、そのために”うまく利用する”ことができるのであれば、これほど強い味方はありません。
しつこいですが、成績が上がるか上がらないかは、あなたのがんばりでしかありません。
参考書も、こういったサービスも、それを”助けてくれるもの”でしかありません。
受験の本質を理解して、そのうえで的確にこういった便利なサービスを利用できるようにしたいものですね。
ちなみに、このブログで過去に似たような記事が書かれています。
こっちもよんで、ぜひ参考にしてみてくださいね。