はやいもので、もう11月も下旬です。
受験までの日数を数えて、不安になっている受験生もいるのでは?
そんな受験生には自分の勉強法を見直すきっかけにしてほしいですし、1・2年生にとっても定期テスト対策の勉強法の見直しにつながる大切なお話。
今身につけておけば、将来の資格試験の勉強などにもきっと役立つ勉強法です。
特に受験生はこの時期になると、目に見える成果が欲しいものです。
「自分が学んだことが、得点に直結する。」
これ、理想ですよね。
やったら結果が出る。
そんなサイクルになるとどんどんポジティブに勉強が進みます。
とはいえ、そう簡単にはいきません。
そんなときには自分の勉強法を振り返ってみましょう。
たくさんの高校生と話をして勉強のやり方を確認してきた経験からお話すると、成果を比較的短期間に出している生徒と、そうでない生徒の大きな違いは、「インプットとアウトプットのバランス」です。
教科書や参考書を使って、基本知識を身につける(インプット)は、とても重要です。
暗記すべき基本知識というのは必ずあって、そいつがないとお話になりません。
なので、基本知識の暗記はとても重要です。
そこから基本知識を使って問題を解けるようにしたり、得点に結びつけるために何をすべきか。
結論は、問題を解いていくこと(アウトプット)が重要。
言い換えると、学んだことを、実際に問題を解いていくことで確認していく、ということです。
もちろん、基本知識の暗記や理解が不十分だと、その都度参考書や問題集を使って確認をしていく必要があります。
そういう作業も含めて、問題を解く中で知識の確認をしていくことで、知識がさらに強化される。
そんな感じの、いいサイクルを作ることができますよ。
今まで関わってきた生徒の中で、成績が伸びた生徒は比較的、覚えたことを問題を解いて身につけていく、アウトプット中心の勉強をしていく生徒が多かったです。
もちろん、例外な生徒もいました。
その生徒の学習風景は、ひたすら参考書・問題集を読んでる。
でも成績は抜群。
そういう生徒はごく稀です。
逆に、インプット中心の勉強をしている生徒は、かけている時間のわりに成績の伸びが鈍かったり、伸びなくて苦労したりすることが多かったです。
ぎりぎりになって、こういうことに気づいてもなかなか間に合わないことが多いので、1・2年生の皆さんは、今の時期から、早めに勉強法の見直しをしておきましょう。
まとめると・・・
教科書や参考書を反復して読んでいくことも大切ですが、実際に問題を解いていくことで自分の知識として吸収していく。
インプットよりもアウトプットに比重をおいて、日々の勉強に取り組んでいくことが大切です。
ちなみに、インプットとアウトプットの比率は3:7がいいという説があります。
そういう姿勢でいることが、成果を出す近道かもしれませんね。