新学期になりました。
といっても、新型コロナウィルスの流行拡大防止のため、休校措置をとっている都道府県が多くあるので、新学期という感じがしないかもしれませんね。
うちの県も休校措置をとっているので、子供はずっと家にいます・・・
しんどい時期ですが、手洗い・うがいの徹底や、三密をさけるなど、自分にできる対策をしっかりとってくださいね。
そういったひとりひとりの対策が、きっと状況を好転させるはずです。
体調にはくれぐれも気をつけて、みんなで乗り切りましょう!
さてさて、今回のお話は、今回のコロナウイルス騒動にも、受験にも通じるけっこう大切なお話です。
ネットやSNS、テレビなどを通じて皆さんに入ってくる情報。
そんな情報を、みなさんがきちんと活かすために必要なことについて考えてみます。
未知のウィルスとして、中国武漢での発生当初から様々な情報が飛び交い、みなさんも不安に感じたことがあるコロナウィルスの情報。
入試制度改革のゴタゴタで、まだまだ詳細不明な部分がある大学入試。
情報という側面から、みなさんも一緒に考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。
ネットやSNSの情報は信用できない・・・
テレビや新聞にもデマや間違いが多い。
こんなことをよく耳にします。
前者については・・・
SNSやブログなど、インターネットの発達に伴って手軽に情報発信ができ、誰でも発信者になれるこのご時世。
10年前では考えられないようなスピードで情報が拡散し、正しい情報も、誤った情報も広がっていきます。
こういった特性もあって、「ネットやSNSの情報は信用できない」というようなことが言われるのでしょう。
後者については・・・
長い間メディアと言えば、新聞・テレビなどに代表される旧来のメディア。
田舎出身の自分にとっても、テレビや新聞は貴重な情報源でした。
それがインターネットの発展やSNSの登場などによって、記事や番組の内容や質などに対して、より厳しい目が向けられるようになっている気がします。
おっさんになった今でも、どこかテレビや新聞の情報はいったんは受け入れてしまう自分がいます。
そんな習性がある自分でも、最近のメディアにはびっくりすることが多いです。
普段あまりテレビは見ないのですが、朝たまたま目にした情報番組で、1週間前にSNSで見かけたツイートをネタにしていたりして、んんんんっ????ってなったこともありました。
災害のたびに、被災状況を報告しているSNSに取材を申し込んでいるメディアの話などもよく聞きます。
取材してないの??なんて思いつつ。
厳しい目が向けられるようになった原因は、某新聞社による捏造記事の問題や、テレビ番組でのヤラセ疑惑など、長年メディアの代表としての地位にあぐらをかいてきた旧来のメディアの姿勢にあると言えると個人的には思います。
個人的には、それぞれいいところがあるので、正確で自分にとって必要な情報を手に入れられるように、どちらからも情報を得るようにしています。あくまで是々非々で。
そんな中で、自分にとって必要で、正確な情報を集めるためにはどうしたらいいのでしょうか。
その一番大きなポイントは、
「鵜呑みにしない」
これに尽きると思います。
もうちょっと言うと、気になることは、必ず
「自分で情報を確かめる」
ことです。
今回のコロナウイルス騒動でも、「トイレットペーパーがなくなる」というデマが流れて、メーカーには大量の在庫があるにも関わらず、トイレットペーパーがお店から姿を消すという騒ぎがありました。
その情報源をたどっていくと・・・一人の人のSNSが拡散されたことが原因だったとも言われています。
SNSが原因となると、出どころや情報の正確さを確かめるのは難しそうですが、翌日には、某製紙メーカーさんが倉庫に大量に山積みにされたツイートをされていて、自分はそれを見て安心しました。
でも、その情報に触れることができなかったであろう人たちが、その後もしばらくの間、トイレットペーパーを買うためにお店に殺到・・・なんてことになってました。
うちの近所のスーパーでもトイレットペーパーがなくなってましたよ・・・
そろそろ話が長くなってきたので、途中ですが強引に中学生・高校生向けに話をシフトします。
塾の情報や大学受験の情報など、中学生・高校生にとって気になる情報についても、いろいろな情報源があると思います。
テレビのニュース、ネットの記事、生徒同士の体験談や噂話、親同士での会話から出てくる情報 etc…
そんな情報の中から、正確な情報を得るために大切なことは、何度も言いますが、
「鵜呑みにしない」
こと。
例えば、友達が通っている塾が、すごくいいという話をしてきたとしましょう。
その情報源は、友達。
確かに、その友達にとってはすごくいい塾なんだと思います。
それが、あなたにとっていい塾かどうかは、わかりませんよね。
必ずしも、友だちが行っている塾 = いい塾 ではありません。
同様に、志望校の話などになったときに、「あの大学の数学は簡単」「英語はかなり難しい」といった情報を得たとします。
「あの大学の数学は簡単」というのは、あくまで「誰か」の主観です。
その子は、数学がかなり得意で、いつも模試でいい点をとっている生徒かもしれませんよね。
でも、苦手な僕にとっては・・・というのはよくあることです。
特に気をつけたほうがいいのは、この「誰かの主観」が入っている情報です。
その「誰か」と、あなたではおそらく、多少の共通点はあっても、状況が違います。
成績や得意・苦手、勉強の仕方、考え方 etc…
その状況が違う「誰かの主観」を鵜呑みにすると、当てはまらないことがたくさんあるはずです。
そういうときは、必ず「自分で確かめる」クセをつけましょう。
「あの大学の数学が簡単」という情報を聞いたら(あくまで、あなたの志望校である場合)、その大学の過去問を解いてみる。
塾を探していて、友達から自分が通っている塾がいい塾だと聞いて興味を持ったら、必ず体験してみる。
(体験のときと実際が違う・・・というようなケースもありますので、そこも注意しましょう。)
そんなふうに、自分にとってどうなのかという観点で、情報を確認してみることをオススメします。
簡単に、手軽に、リアルタイムに近い形で情報を得ることができるからこそ、
その情報が正しいかどうか。
自分にとって有益かどうか。
脊髄反射のようにその情報に飛びつくのではなく、少し冷静に、情報を取捨選択するための材料探しをしてみるのが大切だと思う今日このごろです。
入試制度改革のゴタゴタの影響で、中高生にとってはいろいろな情報に右往左往するような状態で、当事者のみなさんはかわいそうだなぁと思ったり。
でも、どんな制度になったとしても、その制度の中で戦うしかありません。
どんな制度になったとしても、立ち向かえる力をみにつける。
基礎学力を充実させておくことで、どんな形式の問題が出題されても対応できる学力をつけましょう。
それが最良の選択ではないか、と思います。
ちょっと話の展開が強引だったことをお許しくださいm(__)m
この駄文の一部でも、誰かのお役に立てることを願ってますww