ある人からこんな質問が届きました。
『本物と、本物に限りなく近い偽物、どちらのほうが価値があると思いますか?』
こんな質問を友達からもらって、頭をひねってたんですね。
なかなか哲学的な質問ですよね。
そこでこう返信しました。
『本物と偽物の定義を、偽物とは本物に似せて作ったもの、または人とします。
この時に
①本物に近づけるように努力している、頑張っている
②本物のように見せかけて騙そうとしている
この2つは全く違います。
①はこれから本物になろうとして前向きに挑戦していますので、これは「価値ある偽物」です。
本物になったとしてもそこで止まってしまうと価値は下がりますので、
むしろ努力し続ける偽物の方が価値があるかもしれません。
②は目的が違いますので、「価値のない偽物」です。
結局は努力し続けているかどうか、さらによくしようと考えているかが大切だと思います。
どんなヒット商品でも、“本物”はどんどん改善を重ねてさらにいいものにしようと企業も努力しています。
例えば“どん兵衛”なんかは、最初は紙のような麺に醤油からいスープでしたが、今はかなり美味しくなっていますよね。
ゴールを超えたと思ったら、そこで成長は止まります。
人間は死ぬまで成長できますから、日々精進していくことが大切です。
そして一番大切なことは、「高い志(こころざし)」を持つことです!』
こう答えました。
答えはこうでした。
『答えは簡単。偽物が本物になれるはずはない。
だが、偽物が本物そっくりになれたのは類いない努力のたまものだと思わないかい?
この時点で、答えは決まってるよな。
そこに『本物』になろうとする意志がある限り、偽物はすでに本物を越えてる。』
なかなか素晴らしいですね!! 私の答えより簡潔です。
人は「意志」をもって考え、行動し、成長していきます。
その「意志」がその人の「成果」を生み、「価値」につながっていきます。
皆さんもどんな「志(こころざし)」をもってこれから生きていきたいか、考えてくださいね!!