突然ですが、うまくいかない時ってありますよね。
受験生にとってラストスパートのこの時期、うまくいかないことがあると不安になったり、精神的に辛くなったり・・・
あまり引きずりたくないそんなスランプは、さっさと切り抜けたいですよね。
この考え方を身につけることができれば、模試や試験中に緊張したりパニクったりした時にも、非常に有効な考え方です。
前回ちょっとふざけすぎた感があるので、今回はもう少しマジメなお話です。
その考え方とは、
自分を客観視する
という考え方です。
そのときに有効なのが、
少し離れたところに、もう一人の自分を置いてみる
という意識です。
もう少し、わかりやすく書いていきます。
例えば、模試や試験中に解けるはずの問題が思うように進まなかったりして、焦っていたとします。
そんな時、あなたならどちらに近いでしょうか?
A. 落ち着け、落ち着けと少しでも落ち着こうと努力する。
B. 「やっべ、めっちゃ焦ってるやん、オレ」的な感じで、現状を冷静に見る。
どちらがいいのか、というのは賛否両論ありそうなのですが、実際に落ち着くことができるのは、B.であることが多いです。
どうしてかと言うと、A.の場合、
落ち着こうとする = 焦りという感情を抑え込もうとしている
状態だからです。
抑え込もうとしているのに、落ち着くことができなかったらどうなるでしょう?
より焦りますよね。落ち着こうとしているのに、もっと焦る。さらに落ち着こうとして(焦りを抑え込もうとして)、さらに焦る。
悪循環です。
反対にB.のように、「焦ってるで、オレ」と、自分に気づくことができれば、実は落ち着くことができるのです。
焦っている自分に気づくことができている状態 = 自分を客観的に見ることができている状態
ということができます。
この時に大切になるのが、
・もうひとりの自分の目線で、自分を見つめること
・言葉にすること(言葉に出来ないときは、心のなかでしっかりと言葉にする)
です。
皆さんも経験があるかもしれませんが、模試や試験の前に友達と話しているときに、
「めっちゃ緊張するわ、やばいわぁ」みたいな会話をした後、ちょっと気持ちが落ち着いたりすることがあります。
友だちと話して自分の感情を言葉にすることで、自分の状態を把握できたので、冷静になれた
緊張している自分と、ちゃんと向き合っている状態、といういことですね。
逆に、集中しようと誰とも話さずにいたりすると、すごく緊張したりすることもあります。
自分の感情を抱え込むことで、逆に自分の状態がわからなくなっている
と言うことができます。
緊張している自分と、向き合えていない状態、とも言えます。
話を、試験中の焦りの話しに戻します。
焦っている自分ときちんと向き合うことができることで、焦っている状態から抜け出すことができる可能性が高まります。
焦って冷静な判断ができない状態から、
今自分がどんな状態にあるのか、何が原因で焦っているのかを冷静に判断できる心理状態に持っていくことができます。
冷静になることで、見えていなかったものが見えてきたり、解決の糸口がつかめるかもしれません。
判断スピードもあがる可能性があります。
心理学的には、「メタ認知」というそうです。
今の自分の心理状態や置かれた状況などを冷静かつ客観的に見ることができることで、様々なメリットがあります。
気になる人は調べてみてください。
とりあえず、焦ったり緊張したら、もう一人の自分からのツッコミを入れてあげてください。
ちょっとまとまりがなくなってしまっていますが、今日はこのへんで。
受験生も1・2年生も、手洗いうがいと、十分な睡眠と栄養をとって、体調管理は万全にしていきましょう。
風邪引くなよ~