日本で生まれ育った人の多くは、勉強する環境のなかで、
自分たちの使う場所を自分たちで掃除してきたと思います。
みなさんはいつから「公共の場は使ったら綺麗にする」ことが習慣になったでしょうか?
幼稚園や保育園でも、遊び道具など「使ったら片付ける」までが一連の流れでしたよね。
小学校では、みんなで教室の掃除をしたり、場所も持ち回り制になったりして
それぞれが責任感を持って掃除しましたよね。
自分が使っていないところでも、綺麗にできると「誰かのためになった」と思えたり
汚く使っているのを見つけると「自分はこういう風には使わないぞ」と思えたり。
実際今の日本の公共施設は、海外に比べると綺麗に思えます。
海外に住む人から「日本はどこに行っても清潔だね」と言われるくらいです。
この綺麗さや他人を思いやる気持ちは
あの頃教えられた掃除の影響が大きいんじゃないかと思います。
ちなみに「掃除」と「清掃」の言葉の違いを知っていますか?
掃除は「見えるところを綺麗にすること」
清掃は「見えないところも綺麗にすること」
例えば部屋が散らかっていて、落ちているごみを拾ったり、散らかったものを片付けるのが掃除
特に汚れているわけではないけれど、机や床を拭いたり、生活に支障のないところも清潔に保つのが清掃
という感じですかね。
日本は、街中に常設のゴミ箱というのがほとんどありませんが
道端でごみを見つけたときには拾うくらいの心の余裕がほしいですね。
町も綺麗になるし、自分の心も綺麗にできます。
ぜひ、一日一善、一日一清掃していきましょう。