先日、日経エンターテイメントが発表したタレントパワーランキング2020(いわゆる芸能人好感度ランキング)でサンドウィッチマンが2019に続いて連覇を達成しました。
大学にも好感度調査があるんです。その名も
「進学ブランド力調査」
リクルート(正確にはリクルート進学総研)が毎年高校3年生を対象に年に1回行ってる意識調査です。
要するに「高校生に聞いたイメージのいい大学」が分かる、つまり芸能人の好感度調査みたいなものです。
ただ、結構この調査と出願倍率が比例していたり、そのまま出願傾向(倍率)に反映されていたりするのでイメージってバカにできないのです。
関東・東海・関西の3地方の高校生に調査を行い、それぞれランキングがでています。
さて今年の好感度第一位の大学(出願したいと思う大学1位)は…
関東:明治大学(4年ぶり、昨年2位)
東海:名城大学(4年連続)
関西:関西大学(13年連続)
ちなみに男女文理別の1位は↓のようになります。
リクルート進学総研HPより
この調査は4月に行われたものなのでコロナでの休校期間中に行われています。そのため不安感を反映してランキングが「安全・地元志向」にシフトしているという分析がされていましたが、来年はさらに大きく変動するかもしれませんね。
これが、「知っている大学」になると
関東:早稲田大学
東海:名古屋大学
関西:近畿大学
こうなります。早稲田大学は東海・関西でもその地域の大学を押さえて上位に食い込むなど全国的な知名度は圧倒的です。
大学受験に関わる仕事をしていると、早稲田と慶応の知名度に差なんてないやろ。とか思っちゃうんですが実際は結構差がついています。もっと言うなら東大がこのランキングで勝てないって…と思ってしまうのですが…
東海地方の名古屋大学はさすがのブランド力。近畿大学は「マグロ大学」「早慶近」などパンチのあるポスターや芸能人をうまく使った入学式など広告戦略がうまくいっているんだと思われます。

データを見ると関西では90%の人が近大は知っているけど、慶応のことは30%以上の人が知らないのです。関西にはほかにも京都大・大阪大などの国立難関や関関同立に代表されるような名門私大もあるにも関わらずこの結果は本当にすごいです。
九州でやるともっと偏った結果になりそうで面白そうですが、きっと偏りすぎるからやってくれないんだろうなぁ…
まとめると…
みんなが「受けたい」と思っているのは「地元の名門私大」、知名度が高いのは①全国的に有名な大学②地元の国立大学③CM戦略に成功した大学ということですね。
国公立大学はイメージ戦略(広告宣伝)にお金をかけられないので一部の超有名大学以外は知名度で苦戦しがちです。
逆に私立は広告宣伝に力を入れるので、大学側が高校生にどう思ってほしいのかとこのランキングの結果が一致していると思われます。
ちなみにこの調査では他にも「校風や雰囲気が良い」・「学びたい学部・学科がある」・「入試方法が自分に合っている」・「キャンパスがきれいである」・「おしゃれな」などさまざまな観点からイメージの良い大学を調査しています。みなさんの行きたい大学は受験生にどう思われたいと思っているのでしょう。そのあたりが見えると案外受験戦略の助けになることもあったりなかったり…
興味のある方は詳細なデータのURLを下に書いているのでぜひ見てみてくださいね。
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ちなみに名前の由来は神戸のJリーガーに似ているから
(髪の毛の量的なものが)
「ラーメン」を注文すると絶対に豚骨ラーメンが出てくる国から大学受験の最新情報や勉強のコツを発信します。