大学・専門学校などの推薦・AO入試を受ける予定の高校3年生にとって、ドキドキものなのが面接。
「どう答えていいのかわからない…」「ついうっかり変なことやマイナスの印象を与えることを言ってしまわないか心配…」という人も多いのではないだろうか。
そんなあなたのために、推薦・AO入試の面接でよくある質問に対するNG回答例&OK回答例を紹介しましょう!
質問1、本学を志望した理由は何ですか?
定番中の定番。この質問に対する答えを用意して面接に
望む受験生はおそらくいないでしょう。
まず、NG回答から。
①「高校の先生に勧められたからです」
・・・ダメです。
実際に勧められたのだとしても、この回答では主体性がない印象を与えてしまう。
面接担当者が知りたいのは「本人がなぜ志望したか」なのだから自分の意思を語れなければいけません!
②「貴学の伝統を重んじた教育と、社会に貢献する…、あ、えっと、社会に貢献できる人材を育成するという理念?に共感し…(志望理由書を丸暗記して棒読み)」
仮にすらすら言えたとしても、丸暗記のトークは不自然です!
また、面接担当者は志望理由書を見たうえで質問しているので、まるっきり同じ内容を繰り返しても意味がないのです。面接では、志望理由書に書いていないことも交えて話せるようにしましょうね^^
この質問のOK回答はこちら!
「私は、生まれ育ったこの○○という土地に非常に愛着があり、『地域の発展に貢献する人材を育成する』という貴学のアドミッションポリシーに共鳴したことが最大の理由です。また、オープンキャンパスで貴学の地域プロジェクトに参加した先輩のお話をうかがい、その実践的な教育プログラムにも大きな魅力を感じました」
このように、志望校(学部・学科)の方針と自分のやりたいことが
合致していることを自分の言葉で語れると、説得力がありますね!
質問2、高校生活で特にがんばったのはどんなことですか?
高校生活に関する質問も面接では頻出します。
自分ならではのエピソードをいくつか用意しておきたいところですね。
NG回答例
①「2年生の文化祭です。(どんなことを頑張ったのですか?)
えーと、クラスのみんなと協力して模擬店をやったことが…」
部活や行事を挙げる受験生は非常に多いですが、事前にある程度考えておかないと
このような平凡すぎる回答になってしまいます。
また、準備不足だとこんなNG回答をしてしまう可能性も。
②「頑張ったというか、興味があったのはダンスです。友達と一緒にいつかチームを作ろうなんて話もしていました。結局、実現はしなかったんですけど…」
焦って質問とは違うことを答えてしまっているパターン。
これはどんな種類の質問であってもNGなので要注意です!!!
質問3、あなたの長所と短所を教えてください。
これも準備しておかないと平凡すぎる回答になりやすい質問。
NG回答例
「長所は粘り強さです。短所は内向的なところです(以上)」
聞かれたことに対して一言だけで終わるのは基本的にNG。
また、長所に「粘り強さ」などを挙げる人は非常に多いので、これだけではアピール度も弱いです。
では、この一言にどんな言葉を添えたらいいのだろうか?
OK回答
「何事も一度始めたらあきらめない粘り強さが長所です。小学3年生から始めた剣道は今でも続けています。短所は多少内向的な性格です。貴学に入学したら、高校にはなかったプレゼンテーションなどの授業を通して改善できるよう努力したいと思っています」
長所に関しては、具体的なエピソードをプラスしましょう。
一方、短所はエピソードを交えて強調してもマイナスの印象を与えるだけなので、改善策をつけ加えましょう。
上のように入学後の学びと絡めて回答すると好印象を与えることができます!
いかがでしたか?
面接では臨機応変さも大切ですが、準備も大切です。
ただし、すでに指摘したように丸暗記ではコミュニケーションにならないのです。
準備した内容を自然に語れるよう、模擬面接を重ねてしっかりトレーニングをしておきましょう!
http://shingakunet.com/journal/exam/6074/