“子どもの学習能力を伸ばせる”と、ブームになっているリビング学習。
小学生から、高校生、大学生まで幅広く取り入れられています。
今回は、元塾講師の目線で“リビング学習をさせる上で親が気をつけなければいけないこと”についてお伝えしていこうと思います。
◆口出ししない
わが子の勉強している姿を見て、何かを注意したくなるような場面は多々ありますよね。
ですが、口出しをして「ちゃんとやろう!!」となる子なら良いのですが、大抵は「もう見えるところでやらないでおこう…」「やりたくないな…」という気持ちが強まるばかりで、せっかくのリビング学習の効果も無くなってしまうのが現実です。
小学生など低学年の場合、「こんな問題も分からないの?」などの発言を繰り返してしまうと、こどもにとって“間違い=罪悪”という認識ができてしまい、わからない問題に挑戦して間違えたくないという気持ちが次第に強くなっていきます。
そして、それに比例するように勉強が嫌いになってしまいます。
◆真正面に座らない
個人指導塾のチラシでも、先生が生徒の目の前に座る構図のものは少ないと思います。
真正面に座ることは(こちらにその気がなくても)、心理学的に威圧・敵意と感じるそうです。
真正面に座ると気付かぬうちにストレスとなっているため、子どもはいつもの実力を出しきれなくなってしまいます。
◆話しかけない
学校からのプリントや提出物の有無など、もし聞きたいことがあったとしても、それは後でにしてください。
周りで家族の誰かと話しているというのはOKなのですが、途中で当事者に話しかけるのは(勉強か返事か、どちらに集中していいのかと混乱してしまうため)せっかく理解しかけた問題もわからなくなってしまいます。
集中力も一旦途切れるため、再度集中するのに時間がかかってしまいます。
◆勉強中に用事を頼まない
お風呂の支度や洗濯物を畳んでほしいなど、家族としての役割を頼みたいと思うこともあるかもしれませんが、勉強をしているときはNGです。
ワーキングマザーは忙しいので、お手伝いをお願いすることも多いと思いますが、タイミングは計るようにしなければなりません。
解答を見られて間違っていると指摘されるのをイヤがるため、抱え込むようにして問題を解く子はとても多いです。
目が悪くならないためにも、照明を明るくするなどの配慮をしてあげることも忘れずに!
いかがでしたか?
思い当たる節があったら、ぜひ参考にしていただければと思います。
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