「大学で何を学びたいですか?」
志望大学を考える上で、「自分が何を学びたいか」は
しっかりと考えておきたいもの。
大学で学べる学問の紹介をしていきますので、ぜひ参考に!
まずは人文科学系の学問から。
多種多様な切り口から「人間とは何か」を研究する学問です。
1、日本文学
▼研究内容は「文学研究」と「文学史研究」
日本文学の研究では、古代から現代までいろいろな時代の日本の文学作品と作家について、
表現技法や言語的な特徴、作品に潜む作家の思いなどを研究対象としています。
その研究内容は大きく2つに分けられ、特定の作家や作品について深く研究する「文学研究」と、
複数の作品、年代にまたがって日本文学の流れを研究する「文学史研究」があります。
▼日本人と日本文化の本質に迫る
日本文学を学ぶことは、日本人や日本の社会・文化の本質やあり方を考えることでもあります。
文学作品の背景となる時代の社会・文化・思想・風俗や日本人の人間性そのものも研究対象とし、
哲学や歴史学、心理学、社会学など、周辺領域の学問を用いて作品内での表現について考察する
研究も行われています。古典文学から現代の作品までを対象とし、
そのジャンルも小説から随筆、詩、和歌、戯曲など幅広くあります。
将来は・・・
出版やマスコミ関連、広告代理店などのほか、図書館司書や学芸員
などの資格を取得して専門職に就く人や、中学・高校教員、日本語教師になる人も。
豊かな表現力を生かし、公務員や一般企業に就職する人も多く、業種は多岐にわたります。
2、外国文学
▼文学作品から異文化を読み解く
文学作品は、書かれた時代やその国の社会や文化を反映しています。
外国文学の研究では、その表現技巧や詩的言語を分析したり、歴史、思想、宗教、心理学
などの視点からさまざまな読解の可能性を探ります。ジャンルは小説、戯曲、評論と多岐に
わたり、映画や歌などの芸術作品も研究の対象となります。
そのアプローチも、作家研究、特定地域の文学研究などがあります。
▼外国語の習得や異文化の理解が必要
言語はもちろん、文化的にも大きく異なる背景を持つさまざまな国の文学を
研究するため、対象となる作品・国・年代に合わせて、研究手段としての外国語習得
と異文化理解も必要となります。国や言語によって文学作品の意図と表現がどのように
異なるかを比較研究することもできます。また、作品を糸口に、その文化圏の社会・自然・スポーツ
などの事象を研究する文化・社会研究も盛んです。
将来は・・・
語学力や異文化情報を生かし、各業界の国際的な業務で活躍する人も多数います。
教員や博物館学芸員、図書館司書などの進路も可能です。また、卒業後に
通訳・翻訳の仕事に就く人もいます。
学びたい学問をいまのうちにみつけておけば、
勉強のモチベーションもあがることでしょう!
日々の生活の中で、いろんなものに目を向け、興味・関心を持つようにしましょうね!
出典:テレメール進学カタログ「学問分野」