「大学で何を学びたいですか?」
わくわく学問選びシリーズ(笑)の人文科学系の学問の第5段!
多種多様な切り口から「人間」とは何かを研究する学問である人文科学系・・・
今回は「教育」「美術・デザイン・芸術学」について紹介していきます。
1、教育
▼学校教員の養成だけでなく、教育について学ぶ
「教育」という学問は、学校教員の養成だけでなく、学校・職場など社会全体から個人に
あよぶまで、あらゆる面での教育のメカニズムのあり方を学び研究する学問で、
「教育学」「教員養成」「総合科学課程」の3つに大別されています。
▼「教育学」「教員養成」「総合科学課程」の違い
「教育学」は、人間の発達や教育制度、教育政策、教育環境など、教育のあり方
について学ぶとともに、学校教育の諸問題と解決方法も研究対象となります。
「教員養成」は、学校教員になることを目的とし、教員免許の取得に必要な科目
を中心に、生徒指導のための専門知識や技術を学びます。
「総合科学課程」は、教員免許の取得にこだわらず、その時代の社会の要請に応え、
生涯教育・情報化・国際化・人間科学・文化・芸術・スポーツなど幅広い分野の教育を
総合的に研究する学問で、大学の専攻・課程も多岐にわたります。
将来は・・・
幼稚園や小・中・高などの教員になる人が大半ですが、公務員や図書館司書、学芸員に
なる人や、塾・予備校などの教育産業だけでなく、金融・保険関係、サービス業などの
一般企業に就職する人もいます。
2、美術・デザイン・芸術学
▼「感性」と「表現技術」を磨き、研究する
美術・デザインでは、さまざまな表現手段を通して社会に働きかけるための、
感性と表現技術を磨きます。美術や写真・映像、建築・デザインなどの系統があり、
いずれもデッサンや自由制作などの実技の指導が重視される一方、豊かな感受性と
創造性の習得のため、関連する幅広い分野の知識や教養が求められます。
▼「美」や「芸術」の本質とは何かを考える
芸術学は、芸術史・芸術理論を学び、芸術の本質を学問的な見地から研究します。
「美とは何か」「美しいと感じることなのか」などを考える美学分野や、美術・芸術
に対する意識が、時代や地域によってどのように変わってきたのかを体系的に学ぶ美術史
研究といった分野があります。
将来は・・・
一般企業の広告宣伝部門や制作部門で活躍するほか、商業デザイン・工業デザインに
携わる人もいます。画廊、美術系出版社、映像制作会社などの芸術や表現に携わる職場で
活躍する人や、学校、美術教室などで活躍する人もいます。
教育、美術・デザイン・芸術学はいかかでしたか?
これからもいろんな学問を紹介していくので参考にしてください♪
参考文献「テレメール進学カタログ 学問分野」