いよいよ夏休み到来ですね!
夏休みともなると、逃げられないのが「宿題」です|д゚)
今年こそは計画的にやろう!
7月中に終わらせるぞ~!!
…と意気込んでいる人も多いはず。
でもなかなか思うように進まず、気付けば8月も後半になってた( ゚Д゚)
こんな流れは多いですよね?
今回は、宿題の中でも一番手間がかかり、「面倒くさい」という印象を持たれがちな「自由研究」の参考になる内容をお伝えします(^^)/
あわてて仕上げるやっつけパターンから、今年は脱出。
【裏ワザ1】大まかな予定を立てる。
テーマを決めることが重要
自由研究のレポートは、およそ以下の組み立てに基づく。
※標本や工作などもレポートを別に作成しておくとよい。
1.自由研究のテーマ
2.研究の動機(なぜこの研究をしようと思ったか)
3.研究の方法
4.結果の予想(まず自分なりに結果を予想することが大事)
5.結果
6.まとめ(結果についての考察、予想と結果がちがう場合はなぜそうなったのか、など)
7.研究を終えての感想
研究テーマの探し方
研究のテーマは身近なところにある。
公園にいるセミやアリ、チョウはどんな種類か、時間帯によってどんな活動をするか、どのように羽化するか。
校庭の植物の名前は何か、植物の生えている環境はどうか、花はどんな形をしているか。
海岸にある貝殻や岩石の名前は何か。
しらす干しや干しサクラエビには、小さなイカやハダカイワシなども混じっている
(ただし最近はこれらを「異物」として取り除いてしまったものも多く、入手がやや困難)。
植物などの煮出し汁に布をつけてからミョウバンの水溶液につけると色染めができる。
なかには想像もつかない色に染まるものもある。
地元に残る遺跡・古墳・石仏などの調査。
たとえばセミの羽化の観察などはデジタルカメラで簡単に記録ができる。
羽化の観察に数時間、まとめに数日あればよいのでセミが多い7月下旬ならば手軽な自由研究である。
これらを本格的に調べるには複数の図鑑や専門家の協力が不可欠だが、正確さについては子どものできる範囲でもかまわない。
研究だけが自由研究ではない
採取や工作も自由研究!
採集
昆虫採集のように、昆虫類、植物、貝殻、岩石、化石などを採集し、標本をつくる。
昆虫標本は展翅板や虫ピン、標本にした後の消臭剤や防虫剤などがいる。
植物標本はできるだけ花や胞子のうがあるものを採取して標本にする。
イネ科植物やシダ植物などは、葉だけでは専門家でも種類がわからないものもある。
また、標本にすると色が黒くなる植物もあるので、生きていた時の写真があればよい。
貝殻、岩石、化石などの標本は堅いし腐る心配もないが、状態によっては専門家でも分類が難しい。
どの標本も、収納するための標本箱が必要である。
標本には種名、科名、採集地、採集日時、採集者などを記入したラベルを必ずつけるようにする。
博物館や動物園などは「分類会」「同定会」を開く所もあるので、標本の種名などがわからない場合はそこに持ちこんで専門家の鑑定をうけることができる。
なお、この手の採集や標本作製は、昭和後期までは夏休みの課題の定番であった。
その成果から、科学的にも新しい発見が多数あった。
工作
工作もテーマや必要性は身近なところにある。
ペットボトルなどをリサイクルしたり、日常生活のちょっとしたことで役に立つもの、伝統的で科学性の高いおもちゃなどを作るよい機会である。
【裏ワザ2】子どもがやりたいことを書き出させる
親がササッと決めてしまいたいところですが、研究をするのは子ども自身。
本人が好きなこと、興味のあるものであることが大切です。
まずは子どもに「研究してみたいこと」をランダムに書き出させてみましょう。
親は、それが実際に実現できるものであるかどうかを見極める役に。
できるものの中から、子どもに決めさせるのです。
【裏ワザ3】変化がはっきりわかるテーマを選ぶ
「実験や観察の途中で、子どもが飽きてしまう。
「ダレてしまう」といった親の声も多く聞かれます。
確かに植物の観察や、淡々とデータをとり続けるだけといった実験には、根気が必要。
研究や実験の対象は「変化」がはっきり表れるものを選ぶのもポイントです。
たとえば観察なら、昆虫や動物などがおすすめ!
動きがあるものがよし
【裏ワザ4】ネットや図鑑のコピペで終わらせない
一生懸命やったつもりが、結局ネットや図鑑のコピペで終わってしまった……。
これも自由研究にありがちなお悩み。
ネットは、テーマを選ぶときの参考として活用するのがコツです。
図鑑は、あくまで下調べのときに基礎知識の習得と心得ましょう。
ここで得た基礎知識をもとに、自分で「こうやったら、こうなるのではないか」と仮説を立てて、観察や実験を行うことで知識を深めます。
これこそ、オリジナル。
研究にグンと深みが出ます。
小中学生でしか出来ないことなので精一杯取り組もう
自由研究のテーマや方法についての書籍はすでに数多く出版されている。
2000年前後からはパーソナルコンピュータやデジタルカメラが一般家庭に普及したため、これらを駆使して整然とまとめられたレポートも多く提出されるようになった。
その反面、レポートにインターネット経由で入手した画像や文章を流用するなどの不正も増えている。
【裏ワザ5】実験は「根気よく、丁寧に」が基本
実験を行っても、下調べをした本で見たような結果にならない!
そんなときは、温度や材料の分量といった実験の条件をもう一度確認しましょう。
実験は正確に、根気よく、そして丁寧に行うことが大切。
「混ぜる」といった実験過程の作業も、丁寧に行うか否かで、結果が変わってしまうのです。
【裏ワザ6】「組み合わせ術」でオリジナリティーを出す
せっかく一生懸命やったのに、夏休みが明けたら、ほかの人も同じテーマを研究していた。
しかも、あちらの方がすごいかも……。
そんな経験を持つ親子も多数います。
昆虫・植物の観察や地理、旅行記のようなテーマは、どうしてもテーマがかぶりがち。
それは仕方がないことです。
そこで、今年は、研究に違う教科の要素を組み合わせる「組み合わせ術」に挑戦してみましょう。
たとえば、地域の特産品にまつわるレポートなら、その生産数をほかの地域と比較して、グラフをつけてみる。
社会の要素をメインに、算数の要素が組み合わさることで、グンと説得力が増します。
また、生産されるまでの様子を絵に描いて説明してみるのもおすすめ。
図工の要素が加わり、見ごたえのある研究の完成です。
最近は自由研究キットが流行っている
実際には多くの子供、それに親が苦労しており、それを当て込んだ商売も数多い。
たとえばちょっとした科学工作キットや、貯金箱制作セットといったものが夏休み後半になると文房具売り場などに登場する。
また、学習雑誌などでも特集を組み、そのためそのようなところで取り上げられた題材はその年の展示会でいくつも眼にすることになる。
昆虫採集が盛んであった頃には、出来合の昆虫標本セットまで存在した。
そんな人のために一例を紹介!!
共立理化学研究所 川の水調査セットAZ-RW
・川の水を調べることができます。
・調査計画の立て方や、結果のまとめ方の解説書付きなので環境教育や自由研究の教材としても最適です。
・環境省ウェブサイト「化学物質と環境に関する学習関連資料データベース」に掲載されています。
紫外線を調べよう (自由研究おたすけキット)
紫外線チェッカーや紫外線発光ダイオードを使って、紫外線の性質を探ります。
天候や時間のちがいで紫外線の強さはどう変わるか、紫外線に反応するものなどを調べられます。
くわしいガイドブックとまとめ方実例レポートがついて、自由研究を全力サポート。
紫外線の自由研究をするのにおすすめなのが、学研の自由研究おたすけキットシリーズ「紫外線を調べよう」です。
キットの中に、紫外線チェッカー、色見本シール、紫外線LED、ガイドブックなどが一式入っています。このキットのほかに、電池などを用意すれば、すぐに実験が始められます。
まとめ方実例レポートもついて、自由研究のまとめまでばっちりサポートします。
DNAを調べよう (自由研究おたすけキット)
細胞溶解液などを使って、身近な食品や口腔細胞からDNAをとりだし、観察することができる。
全16ページのガイドブックで「DNAと遺伝子の違い」などについても学べる。
まとめ方実例レポートがついて、自由研究を全力サポート。
対象は小学校3年以上。
アリのす観察キット
アリを捕獲し、巣作りの様子を観察します。
専用のアリ捕獲器がついているので、簡単に生きのいいアリをつかまえることができます。
つかまえたアリを使って、アリの好物やアリの戦いなどを見ることができます。
まとめ
自由研究は、夏休みの一大イベント。
実は、子どもの学びを深める、一年に一度の大チャンスです。
今年は早めに計画を立てて、力作に挑戦しましょう!
参考サイト