自転車に乗って通勤通学している人や、買い物などに自転車で出かける人は、夜道で運転することも多いかと思います。自転車に乗っている皆さんは、暗闇でも目立つ服を着たり、反射バンドを装着したり、もちろんライトを点灯させたりして安全に気を使われていますか?
夜道の(特に雨の日の)自転車運転について、あるツイートが注目を集めています。
話題になっているのは、月刊少年マガジンで『蹴児-ケリンジ-』や『フィールドの花子さん』などを連載されていた漫画家の千田純生さんが、自身のTwitterアカウント(@chidajunsei3163)に投稿された漫画なのですが…
自転車乗りは”雨の日の運転”について少しは自覚した方がいい
千田さんはサッカー観戦の帰りに、雨の降る夜道を自転車で帰宅するという状況だったのですが、そこで見た”命知らずな人たち”のことを漫画にして投稿されています。
昨日の帰宅途中で思ったこと「君たち死にたいの?」 pic.twitter.com/HoPi5xIqVA
— 千田純生 (@chidajunsei3163) 2017年6月19日
あてはまる乗り方をしていた人は今すぐ改めよう
雨の日はただでさえ危険なのに、さらに暗闇…。そこで無灯火にながらスマホ、ましてや逆走…。極めつけに黒いスーツ姿で無灯火、そして黒傘なんて…。ほんと何故無事なのかが分からないレベルです。
対乗用車だけじゃない危険運転での事故
このような他者への配慮を欠いた乗り方をしていると、車どころか歩行者のことも見えていないというのが現実です。見ているつもりでも、です!
●「ちょっとくらい、いいや」その軽い気持ちが、人生が狂わせた女子高生
市道を歩行中の54歳の看護師女性に対し、無灯火で携帯電話を操作していた16歳の女子高生の自転車が追突。
被害を受けた女性は、歩行困難となり、職も失うことになりました。
結果、この女子高生(判決時19歳)に対し、約5,000万円の賠償命令を下されました。
わずか19歳で5,000万円の賠償命令…
「ちょっとくらい、いいや」の軽い気持ちが人生を狂わせることだってあります。
●過去に9,520万円の賠償命令が下った小学生もいる。
歩行中の67歳の女性が、小学校5年生の男子児童が乗るマウンテンバイクに跳ねられ、頭の骨を折る重傷。
その後女性は寝たきりとなり、その家族と保険会社が子供の母親を相手に損害賠償請求訴訟を提起。
神戸地裁は、小学校5年生の男子児童の母親に9,520万円の賠償命令。
母親の監督義務責任を認め、この判決が下りました。
いかがでしょうか?
運転免許証も必要無い自転車での事故は、自分だけを想定していれば良いものではありません。
自分の危険運転を容認してしまうことは、他者の危険運転をも増殖させ、容認してしまっているも同然。
自分の家族が、いつ被害者、加害者になるかわからないのが恐ろしいところです。
実際、危険運転をしているのは学生だけじゃありません。
自転車の運転でダメな見本を毎日のように示してしまっている「本当に呆れる馬鹿な大人」も実際いますしね。
車の免許が無くて「車の運転手目線」の想像がしにくい学生たちがやるならまだしも、「車の運転手目線」を想像しやすい大人が…本当に呆れます。そういう大人にはなりたくないですね。
こわい話をしましたね!!!
ちゃんと交通ルールや、マナーそして配慮を怠らない運転をしている皆さんは大丈夫です。
もし、自信がない人は、今の時代ネットで「自転車 運転 マナー」など検索すればいくらでも見ることができます。
毎日安全な運転を心がけて、人の命・家族・自分の未来を守りましょうね!