//データから見た受験勉強~面接・第一印象編~

データから見た受験勉強~面接・第一印象編~

今回は推薦入試や就職活動で課される面接における重要な話…。

対人コミュニケーションで重要な第一印象。第一印象が決まる時間は7秒とも10秒とも、30秒ともいわれます。ある心理学者は、こう言い切っています。
「第一印象は2分で決まって、その後はもう変わらない。」(『出会いをドラマに変える 2分の法則 第一印象の心理術』植木理恵著)
推薦入試、大学入学後に待ち受ける就職活動などで課される面接なら、入室から挨拶まで、といったところでしょうか。いったん決まってしまった印象を覆すのは非常に大変です。面接用に取り繕ってもボロが出ます。普段から好印象をあたえる振る舞いや行動を心掛けましょう。

目次

 1.好きなスポーツ選手2016
 2.大阪のおっちゃん、おばちゃんから見る第一印象の大切さ…。
 3.初頭効果
 4.普段からココロがけたい印象を良くする6つのコツ
 5.ハロー効果
 6.まとめ

好きなスポーツ選手2016

全体 男性 女性
順位 選手名 順位 選手名 順位 選手名
1 イチロー 1 イチロー 1 錦織 圭
2 錦織 圭 2 錦織 圭 2 浅田 真央
3 浅田 真央 3 長嶋 茂雄 3 イチロー
4 羽生 結弦 4 大谷 翔平 4 羽生 結弦
5 木村 沙織 4 松山 英樹 4 木村 沙織
6 長嶋 茂雄 6 本田 圭佑 6 大谷 翔平
7 大谷 翔平 7 白鵬 7 内村 航平
8 白鵬 8 長友 佑都 7 石川 祐希
9 五郎丸 歩 9 香川 真司 9 五郎丸 歩
9 本田 圭佑 9 五郎丸 歩 9 白鵬

笹川スポーツ財団

笹川スポーツ財団が2016年好きなスポーツ選手ランキングを発表しました。今年の6月10日〜7月10日の期間に、全国の18歳以上の男女3,000人を対象に調査しています。調査がオリンピック前ですので、オリンピックの後であればもう少し違った結果になっていたのではと思います。

が、しかし、思いませんか?結果や実力だけが重視された選考結果には決してなっていません。その選手の見た目や考え方、競技に取り組む姿勢とか、テレビなどを通して得ることができる、ちょっとした印象だけで判断されていると思います。万人受けするには、実力もさることながら、受ける印象も非常に大切になってきます。

大阪のおっちゃん、おばちゃんから見る第一印象の大切さ…。

有名ショッピングモールOオンのテレビ売り場での出来事。リオオリンピックの出場権をかけた、男子バレーボールの大会がテレビ中継されていました。
そこに集まる、観客ならぬ、大阪のおっちゃん、おばちゃんたち…

fukatu「こっらぁっ~、深津ぅぅ~、

剥げ散らかしてる場合ちゃうどぉぉ~~」

isikawa「石川くん~、あかん~、男前ねんから、

決めてくれんと困んねん~」

fukatu「下手糞ぉぉ~、深津ぅぅ~、

わしの方がうまい。お前、剥げかぁぁ~」

関西人じゃない方々にとってみれば、どちらも野蛮な野次にしか聞こえません。でも、関西人にはわかるんです、見た目の印象で少し勝る石川選手への遠慮がちな野次と、見た目の印象が劣る深津選手への野次の差が…。やはり、第一印象は重要なんです。(画像はバレーボールマガジンより)

※深津選手には大変、失礼で申し訳ないのですが、拙い文章力の記事を理解してもらうためにの例えとしては、この上ない逸材だったもので利用させていただきました。ごめんなさい…。

初頭効果

「初頭効果」とは、人は最初の印象に影響されやすく、一度印象が形成されてしまうとなかなか評価が変わらないという理論です。1946年にポーランド出身のユダヤ人、ソロモン・アッシュが実施した実験によって証明されています。
彼は以下のように異なる形容詞を順番に提示し、印象にどのような影響を与えるかという実験を行いました。

【実験の内容】
①知的な⇒勤勉な⇒衝動的な⇒批判的な⇒頑固な⇒嫉妬深い
②嫉妬深い⇒頑固な⇒批判的な⇒衝動的な⇒勤勉な⇒知的な

実は①と②は単純に順序を逆にしただけなのですが、①のほうが良い印象を与え、その後も好意的に受け入れられるという結果になりました。
面接でドアをノックした際、ドアの向こうから聞こえる声が小さいだけで、「弱々しい人、暗い人」という印象が形成され、その印象が持続します。
逆に第一声が元気で明るく大きな声だった場合には、非常に好印象を面接官に与えることができます。
この実験結果でいえば、約7秒で決まるとも言われている第一印象。
最初の印象を意識すれば初対面の人や、就職活動や推薦入試の面接官はあなたの「いいところ探し」をしてくれるでしょう。

普段からココロがけたい印象を良くする6つのコツ

あいさつ

「挨拶」には、「自分の心を開いて、相手に歩み寄る」という意味があります。コミュニケーションの始まりは「挨拶」から。明るく爽やかな笑顔で相手に心を込めて挨拶すれば、それだけで好印象。少し気をつけるだけで相手に伝わるものがかなり変わってきます。
テレビのニュースで犯人に対する印象をインタビューされた近所の住民、「よく挨拶もする人でしたので、こんなことするなんて信じられません…」「目が合っても挨拶すらしない人だったので、いつかこんなことするんじゃないかと思ってたんですよねぇ…」。挨拶する人としない人では、こんなにも印象が違うのか、ということがよくわかります。

身だしなみ

目から入る情報で大きなシェアを占めるのが身だしなみに関することであるといえるでしょう。第一印象で好印象を持ってもらうために最も必要なのは清潔感。不潔、とまではいかなくとも、清潔感が感じられない人は、不快感を与えてしまうものです。
また、何気に見落とされがちな靴ですが、高級ホテルの従業員が顧客チェックをする際に、最初に見るポイントが靴と言われるほど重要な身だしなみです。

表情・姿勢

ポイントは3つ、「自然な笑顔」「明るい表情」「表情を豊かにする」。自然かつ好印象を与える表情や笑顔は、普段の意識や日常のトレーニングによって身につきます。
これについては、話をしている時よりも、相手の話を聞いているときに、特に意識するようにしてください。
また、姿勢にも気をつける必要があります。普段背筋を伸ばすことに慣れていないと、時間が経つにつれだんだん背が丸まってきます。意識して背筋を伸ばすようにしましょう。

視線

相手の目、顎の辺りを見ましょう。目を合わせるのがどうしても難しいのであれば、相手の目の少し下を意識してください。視線が定まっていないと、「自信がない人」という印象を与えかねません。相手の目を見ることが「話を聞いていますよ」というサインになり、「真剣に話を聞く、誠実な人」という印象を与えられます。

相槌

小さな相槌と、大きな相槌の2つの相槌を使い分けてみましょう。大きな相槌は「初めて気がついた!」「なるほどぉ!」という心境が相手に伝わります。人は他人に気づきを与えたとき、「相手が知らないことを私は知っている」といった心境が働き、ある種の優越感を感じます。「素直に話が聞け、その場の気づきから自分で考えて話すことができる、頭の回転の速い人」という印象を持ってもらえます。

肩書き

これについては、普段の心がけというより、こんな事実もあるということを認識して頑張るしかないことですが…

残念ながら、就職活動においては、OO大学(有名大学、一流大学と言われる大学)に行っているという肩書は好印象につながります。というより、大手企業などの場合には、面接の機会すら与えてもらえないことも多くあります。プラスして自らの大学生活における「肩書き」がある程度の効果を持つことは、疑いようのない事実です。例えば、「体育会」という称号。 体育会限定セミナーも存在するくらいですし、企業によっては体育会枠が設けられていると噂されるところもあります。体育会を除くと、学校公認の委員会の幹部、著名ゼミの代表、歴史があり規模も大きい有名サークルの代表…といった人々が評価されやすいでしょう。 企業は、その肩書きを取得するまでの当人の努力に価値があると見なします。

ハロー効果

ハロー効果というのは心理学用語のひとつで、アメリカの心理学者であるエドワード・ソーンダイクが名づけた造語です。ある人について、その人の持つ目立った特徴や特性で、相手のすべてを決めつけて評価してしまう心理現象のことをいいます。

ハロー効果には、プラスに働く影響(ポジティブハロー効果)とマイナスに働く影響(ネガティブポジティブ効果)があります。たとえば、プラス影響の場合、超難関大学を卒業しているから学力だけでなく人格も優れているとか、見た目がいいから、性格もいいだろうとか、インターハイの出場経験があるから目標に対する達成意欲が高いなどと勝手に思い込んでしまうことです。その反対のマイナス影響の場合、太っているから自己管理能力が低いとか、声が小さいから根が暗いだろうとか、高校を中退しているから辛抱できないタイプだなど偏見をもって決めつけることです。

「普段からココロがけたい印象を良くする6つのコツ」で既述したことに当てはめると、下記のようなポジティブハロー効果が生まれます。

・面接会場の入出時に笑顔で挨拶をする→コミュニケーション能力がある・協調性がある・大きな場面でも動じない
・熱心に相槌を打つ→話をよく聞く・好奇心がある・理解力がある
・背筋を伸ばして椅子に座る→自信がある・品がある・マナーを身に付けている

簡単に言い換えれば、ハロー効果は先入観ともいえます。第一印象だけで自分の全てを勝手に決めつけられるのは非常に遺憾です。でも、仕方がないことなのかもわかりません。で、あれば、ハロー効果を有効に活用するしかありません。

まとめ

カナダのカールトン大学のローレイン・ダイク博士(心理学者)が様々な事業で成功した男女40人にアンケートを実施しました。
「あなたの成功の理由は?」という質問の回答としてもっとも多かったのが、「人間関係」でした。
「この調査結果からわかるのは、『人間関係』をうまくコントロールすれば、どんな業種だろうと成功者になれるということです。
人間関係を築く上での最初のステップ、第一印象。
第一印象で今後のお付き合いが決まると言っても過言ではありません。

 

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不定期に現れては投稿するオヤジ。 インドの山奥から堅苦しいことを言って去って行く。 名前の由来は「ガンコじじい」の略だと言う。 (※本物のガンジーへのディスではありません) 得意記事:まじめな話系 このライターの記事を見る