2004年にダイヤモンド社から発刊されたコリン・ローズの「加速学習法実戦テキスト」という書籍があります。
「学ぶ力」「考える力」「創造性」を最大限に飛躍させるノウハウをキャッチコピーにしているこの書籍から
記憶についての興味深いデータを1つ紹介します。
勉強時間と復習時間の割合と、その結果の長期記憶の関係をあらわしたもの。
この実験とは、与えられた制限時間をどう使ったら効率よく記憶できるかを調べたものです。
具体的には、勉強の時間と復習の時間の割合を変えながら、記憶できた言葉の数を調べています。
結果は、次のようになったそうです。
勉強の時間:100% , 復習の時間:0 % ⇒ 65
勉強の時間:80% , 復習の時間:20% ⇒ 92
勉強の時間:60% , 復習の時間:40% ⇒ 98
勉強の時間:40% , 復習の時間:60% ⇒ 105
勉強の時間:20% , 復習の時間:80% ⇒ 137
復習の時間が0%と、80%の場合だと、倍以上の成果の差があります。
授業を受けるだけでは、ダメということがよくわかるデータだとおもいます、参考に…。
追記:この本、本編とは別に、ページの両端にある補足・注記欄がけっこう面白い。
たとえば、
「学習内容が記憶に残るためには、感情の関与が必要」
・・・嫌いな先生の授業は頭に入らない
とか、
できないは、できるに変わる
「Impossible → I’m possible」
とか…。
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